ラ・ボッテガTAKANAMIでは、主にエミリア・ロマーニャ州のワインを中心に、自社畑の葡萄を使用し、私たちの料理に合うようにオリジナルで醸造したワインの数々を提供しています。
白ワインで高評価を頂いているのは、スピネッタのシャルドネ種を使用し、バリック樽で熟成させた“ルチアーノ×タカナミ”。白葡萄のピニョレット種を皮ごと漬け込んだ後、一年アンフォラ(テラコッタ製の壺)で熟成させた“レ・アンフォレ”。
また、トレビアーノ種を樹熟させ、バリック樽で発酵させた個性派ワイン“エルメス&ジオ”。赤ワインでは、モンテプルチャーノ種主体の“チャッコ”は、クオルス・リストランテで「これがハウスワイン?」と驚かれるクオリティ。
そして、希少な黒ブドウのロンガネージ種で造られ“ピッコロ・アマローネ”とも呼ばれる“ブルソン・エチケッタ・ネーラ”を扱っているのは日本ではラ・ボッテガTAKANAMIのみ。
どのワインも、情熱ある生産者が葡萄の個性とそのポテンシャルを最大限に引き出し、1本1本日本のイタリアワイン愛好家のために瓶詰めした高品質ワインです。
毎年現地へ足を運び縁を築いてきたイタリアのワイナリー、そしてイタリア在住のAIS認定ソムリエとの長く密な関係から選りすぐったワインを存分にお楽しみください!
世界遺産の丘陵で繊細で優美な「バローロ」を作る三姉妹のワイナリー
現在の事業を担っているのは4代目となる、Denise(デニーゼ:長女)、 Serena(セレーナ:次女) とValentina(ヴァレンティーナ:三女)のマローネ三姉妹。姉妹曰く「私たちにもやっぱり先代からのブドウ作りの哲学が自然に受け継がれているわね。 皆で常に未来を見据えながら、良いワイン造りはブドウ畑での惜しみない手間をかけた作業なしにはあり得ないという信念と、それに基づいた情熱をもって仕事に取り組んでいるわ。そしてその作業を通じて、この土地へのリスペクトの念も自ずと生まれることを実感しているの」。
古都ヴェローナで長期熟成「アマローネ」をつくる小規模ワイナリー
イタリア北部でも東側にあるヴェネト州。紀元前に古代ローマの植民地として発展、今もその面影を留める世界遺産の街、ヴェローナの近郊カンティーナの名前コルテ・サン・ベネデット(CORTE SAN BENEDETTO)は5、6世紀ごろにイタリアで活動し、修道会の基礎をつくった聖ベネディクトに由来。オーナーのアンジェロ曰く「僕が独立して最初の、しかもはるばる日本から来たお客さんだったこともあってクオルスさんは特に印象深いよ。今後も日本のアマローネ愛好家の皆さんに喜ばれるように出来る限りの努力をしていきたい」。
エミリア・ロマーニャの土着品種ワインを作り続けるカンティーナ
10haのブドウ畑の真ん中に立つモダンでシンボリックな建物は、1階にテイスティングカウンターを備えた直売所、醸造・熟成設備があり、2階にはキッチンとブドウ畑を一望できるバルコニーが。 その完成記念パーティーには、オーナーのマッシモから日本代表としてクオルス高波も招待され、ランディ家のマンマの手打ちパスタやピアディーナなどの郷土料理が振舞われ、大いに賑わった。
若き醸造家エルメスに代替わりしたラヴェンナ近郊ルッシの家族ワイナリー
両親と共に、ボローニャ大学で醸造学を修めた若きエノロゴ(醸造家)の息子エルメスで営む家族ワイナリー。父の経験と息子の感性と新しい知識の融合により、意欲的なワインを次々と生み出している。 奇跡のぶどうロンガネージから生まれた人気ワイン「ブルソン」をはじめ、クオルスとは歴史が長く深い信頼関係で結ばれている。2023年春、長年のこのワイナリーとの取引実績が評価され、代表高波がルッシ市より「ルッシ・エノガストロノミー大使」に任命された。
「奇跡の井戸」の畑で。「目の届く仕事が大事だよ」
「コルモーネ」と「クオルス」の縁:2016年のイタリア中部地震復興のためにクオルスがバーニャ・カバッロで催したチャリティーディナーをきっかけにオーナーのジョバンニとの交流が始まり、 2020年1月と2月にはクオルス・リストランテのシェフ2人が彼の弟ピエル・ルイージ経営の地元で評判のレストラン「ダ・ピエロ」で研修するに至る。 ピエル・ルイージ曰く「2人は厨房ですぐに我々チームの一員になったよ。まるで前からそうだったかのような自然さで。日本人シェフの技術はもちろん、協調性や謙虚さは今でもスタッフの印象に残っているよ。ブラビッシモ!」。
広大な畑から様々なワインを生み出すエミリア・ロマーニャの家族ワイナリー
ルチアーノと妻のエレナにより営まれている家族ワイナリー。出荷されるワインがBIO認定されるという話題に「ずっと前から同じ作り方だけどね」というルチアーノ。広大な畑から取れるブドウでひたむきに高品質なワインを作り続けている。 クオルスのために特別醸造をしている「トレッビアーノ」と「シャルドネ」はクオルス・リストランテでも定番人気白ワイン。ルチアーノの現在の心配事は学生で現在ミュージシャン活動に夢中の息子のリッカルド君がワイン作りを継いでくれるかどうか?ということ(笑)。
ビオディナミ農法やテラコッタ熟成で造るこだわりの自然派ワイン
ボローニャ郊外の丘、くねくね道を登って行った先の急斜面のブドウ畑でビオディナミ農法に精魂を注ぐアントニオと家族のカンティーナ。地元でも人気のレストランも併設され、地域の家庭の味と厳選ワインのマリアージュが楽しめる。
シチリアの味わいエトナの火山土壌から生まれるワイン
ヨーロッパ最大の活火山、エトナ山麓にある、兄フィリッポと妹マリアリータが経営するカンティーナ。「美味しいワインは完全なブドウ作りから」と、夏は毎朝5時からブドウの面倒を見ている。 素直で実直なグラッソ兄弟が手掛ける火山岩土壌の恵みをたっぷりと受けたエトナを体現するミネラリーでコクのあるワインはクオルス・リストランテでも大好評!
ペルージャ・モンテファルコ、洗練された味わいの有機ワイナリー
イタリアのちょうど真ん中、ウンブリア州ペルージャ・モンテファルコの波打つ丘に広がる葡萄畑の中にあるワイナリー。クオルスメンバーが研修で訪れた際には、「うちのワインはサグランティーノはじめ、みんなオーガニックだよ。食卓の食材もみんな地元産さ」とオーナのフィリッポ自らおもてなしをして出迎えてくれた。 テイスティングさせてもらったワインの数々、自家製生ハムやワイルドな味わいのオリーブオイルなど全てが地域の自然の味わいだった。
泥灰土が薄く何層にもなった土壌で育成するエレガントなワイン
Gaiole in Chianti(ガイオーレ・イン・キアンティ)の波のようにうねるブドウ畑の丘にあるカンティーナ。 コロナ禍にオーナーとエノロゴ(醸造家)が代わりリニューアルした。2024年の研修時に リニューアル前後の 2020年と2021年のヴィンテージをティスティングし、その両方を輸入決定。 代表高波曰く「同じ土地で造られたワインながら エノロゴの嗜好とワイナリーの新しい方向性を感じて取れて、お客様に喜んでもらえるのでは!」。