蔵元/地方:Marrone/Piemonte
葡萄品種:ネッビオーロ100%
収穫は10月第3週がめどで手摘み作業。選りすぐりのブドウの選択と余分な雑味が出ないよう徐梗作業は細心の注意を払い行う。マセラシオン発酵は28度〜30度の温度で約25日間。その後、約70%の分量を30HL(3000リットル)の大樽、そして30%の分量はバリック樽を利用し発酵を続け、約20か月樽内で熟成。その内8か月は「バトナージュ」(樽熟成中のワインの攪拌作業)を行い、酵母の香味成分をしっかりとワインに風味づける。ボトル内熟成は約12か月。
★当店初登場となるバルバレスコ。同じく単一でNebbiolo(ネッビオーロ)種から造るバローロが「ワインの王様」と呼ばれているのに対し、バルバレスコは「ピエモンテワインの女王」「バローロの弟」とも称されますが、「女王」の方がしっくりとくる優美なワインです。力強さはありますがバローロに比べると口当たりの柔らかさが感じられ、余韻にはドライフラワーを思わせるエレガントさが広がります。同じMarroneの手によるネッビオーロでありながら、ミクロクリマの違いを感じることが出来るバローロとの飲み比べもお客様に楽しんでいただくことが出来ますので、是非お薦めしてみて下さい。ただバルバレスコがいくら女性的と言っても、しっかりとした骨格をもった重厚なワインであることには変わりません。こちらも20年以上の長期熟成にも耐えられます。ジビエを始め肉料理の煮込み等のお料理にはもちろんですが、このワインは郷土料理のバーニャ・カウダのようなオイル・フォンデュ系とも相性が良いです。