マルケ州サンセベリーノ「Fattoria Colmone ファットリア コルモーネ デッラ マルカ」より
通常は赤ワイン用のぶどうメルローを使った白ワイン。
まろやかな酸味としっかりとしたボディ、魚介類、白身の肉料理に。
★9月の初旬に収穫、ブドウはすべて手摘み、黒ブドウから白ワインを製造するため、破砕は果皮より余分な成分を抽出させないように、ソフトプレスにて慎重に行う。酵母は選択酵母を利用。ステンレスタンクにて最低5か月以上の成熟期間を経たのちボトリングされ、国際的な黒ブドウ品種メルローから作られた白ワイン。同じくファットリア・コルモーネが手掛ける、サンジョヴェーゼ種から作る白ワイン「ビアンコ・デル・モーロ」と同様の経緯で、エノロゴ、ロベルト・ポテンティーニ氏とタッグを組み生まれた白ワイン。ファットリア・コルモーネのメルローのブドウ畑の環境(ミクロクリマ=朝晩の水分を多く含んだ霧)は、そのポジションにおける風通し具合が驚くほど、本場ボルドーの優良ワイナリーに似ていると、ボルドーをよく知る専門家から太鼓判を押されたとのことでワイナリーの自慢にもなっています。ただし本当に小さな規模の畑なので、そこで大事に育まれたメルローから作るこの白ワインの生産量は年間3500本程と大変希少です。このワインは好ましいまろやかな酸味と同時に、ボディがしっかりと感じられ、魚介のカルパッチョ等、甘みを感じるシーフード、またクリーム系ソースのパスタとの相性は抜群で、フレッシュからセミハードまでの様々なチーズ、白身のお肉とのマリアージュも素晴らしいものがあります。そしてワインの名前は、このワイナリーお得意の言葉遊び(ダブル・ミーニング)から来ています。イリ・メルロ・アルビノというのは「しろ(アルビノ)ツグミ」のことですが、Merlo(ツグミ)とMerlot(メルロー)をかけて、「白いメルロー」の意味にもなっています。ちなみにこのワインのラベルに描かれた、“まあるい”シンボルは、そのツグミの目をイメージしています。黒ブドウから作られた2種類の白ワインを、是非飲み比べしてみてはいかがでしょうか?当店ならではのお楽しみです!