ファーストクラス提供でコストパフォーマンス一番!
Fattoria Colmoneを代表するこの赤ワインは「I Terreni di San Severino
Moro(イ・テッレーニ・ディ・サンセヴェリーノ・モーロ)」というイタリアで一番小さい規模のDOCワインですが、現在の生産者は、なんとこのワイナリーのみの為、このCiacco da Colmoneが唯一のDOC認定ワインという大変貴重なものです。また生産量も1万本に満たない上に、海外からの引き合いが多いために、イタリア内でもこのオーナー家族が経営するリストランテ「Da Piero(ダ・ピエロ)」以外では、なかなか飲めない1本です。またエティハド航空のファーストクラスのワインとして採用されたという名誉ある実績もあります。日本には初お目見えで、もちろんクオルスでしか味わえません。
AIS認定ソムリエ
クオルス・イタリア駐在員
小関智子 Tomoko Koseki
Fattoria Colmone Della Marcaファットリア コルモーネ / マルケ
「奇跡の井戸」の畑で、「目の届く仕事が大事だよ」
ちょっと畑に行ってみよう」と、ジョバンニは自ら経営するワイナリー Fattoria Colmone(ファットリア・コルモーネ)を案内してくれた。レストランから車で10分ほどクネクネ道を走って到着したのは絶景の中にある葡萄畑。ワイン畑の中ほどにはポツンと小さな小屋。中には井戸がある。誰からも「そんなところに水は出ない」と言われたが、お父さんの閃きで掘ったところ水が湧き出たことから「奇跡の井戸」と呼ばれている。「この畑は風の通り道になっていて、ブドウの生育にぴったりなんだ」とジョバンニ。すると高波代表がぶどうの植わっていないスペースを見つけ、畑を広げないのかと尋ねたところ「無理して広げないんだ。品質が第一。コントロールできる範囲ってのがあるからね。目の届く範囲が大事だよ」。ジョバンニはさらに言う「1に仕事、2に仕事、3にバカンスかな」。なんとも働き者!「ダ・ピエロ」と「クオルス」の縁 2016年のイタリア中部地震復興のためにクオルスがバーニャ・カバッロで催したチャリティーディナーに出席したジョバンニとの邂逅から始まった2つのレストランの交流。今年1月と2月にはクオルス・リストランテの横井シェフと五十嵐シェフがダ・ピエロで研修しました。「2人は厨房ですぐに我々チームの一員になったよ。まるで前からそうだったかのような自然さで。日本人シェフの技術 はもちろん、協調性や謙虚さは今でもスタッフの印象に残っているよ。ブラビッシモ!」と弟ピエル・ルイージ。